3月号聞いてみた!「よりよい保育は 保育士の健康な心と身体から ~ノンコンタクトタイムの導入~」
2023年03月28日
☆最後のコーナー「あるあるエピソード」もお楽しみに☆
聞いてみた!
『よりよい保育は 保育士の健康な心と身体から ~ノンコンタクトタイムの導入~』
今月は、静岡市葵区でノンコンタクトタイムを取り入れている「ルンビニー保育園」の園長 土方先生にインタビューしました。こちらの園では、福利厚生の一環として出張マッサージを取り入れたことをきっかけにノンコンタクトタイムを導入し、現在では書類作成などの時間にも活用するなど、保育士の心と身体のリフレッシュを図っています。
*ノンコンタクトタイムとは、勤務時間内に保育士が子どもたちと離れる時間のことです。
書類作成・会議・行事準備・作成物などに集中して取り組むことができます。
【ノンコンタクトタイムを取り入れたきっかけはなんですか。】
6・7年前に新聞で出張マッサージを取り入れている園の記事を読み、うちの園でも取り入れてみようと思ったのがきっかけです。ちょうど知り合いに鍼灸の先生がいたため、お願いしたところ快く引き受けてくれました。
保育士は1日のほとんどの時間を子どもと接しているので、物理的な距離を置いてリフレッシュしてほしいという思いで始めました。今では事務処理等の業務についてもノンコンタクトで行うよう職員間で協力しています。
【出張マッサージはどのように行っていますか。】
鍼灸の先生が1週間かけてフルタイムの保育士20人ほどに、1人30分程度の施術を行っています。勤務時間内に交代で施術を受けられるよう、周りの保育士にも協力してもらっています。園の防音室を利用しているため、子どもの声はもちろん外部の音を一切遮断でき、仕事から完全に離れてリフレッシュできるため、保育士からは大好評です。
【他にはどのような活用をされていますか。】
園内研修でもノンコンタクトタイムの活用について話し合い、勤務時間内で事務処理や制作活動の準備ができるよう、保育士同士でやりくりを考えてもらっています。最初は戸惑っていましたが、最近では自分たちで有効な時間の使い方ができるようになってきました。
落ち着いて記録を書くことは、自分の保育をきちんと見直す時間になる。それが次の保育に活かされ、最終的に子どもに還元できると思っています。よりよい保育のために、まず保育士の心と身体を健康に保つことを大切にしていきたいですね。
ルンビニー保育園では一緒に働く職員を募集中です。ぜひ現場を見に来てください!見学のみでも可能です。【ルンビニー保育園ホームページ 】
【問い合わせ:しずおか保育士・保育所支援センター 054-271-2110】
「職員の健康に気を配る園長先生」 「優しい雰囲気の保育園」
++あるあるエピソード++
仕事終わりのエプロンのポケットには
いつのまにか何かが入っている
(ブロック、おもちゃ、砂や石…)