♪4月号♪聞いてみた

2022年04月25日

☆最後の癒しコーナー「ほっこりエピソード」もお楽しみに☆

聞いてみた!「独学で挑んだ保育士への道」

 

 

今月は、藤枝のんのん保育園に昨年の9月から正規保育士として勤務されている(通称)まー先生(57歳)にお話を伺いました。まー先生は航空自衛隊で通信運用(システム及びネットワーク等の維持管理)部門に勤務しながら保育士試験にチャレンジし3回目の試験で保育士資格を取得されました。

 

【保育士を目指したきっかけはなんですか?】

定年退職後の再就職を考えたことがきっかけです。自衛隊の場合は民間の企業よりも定年時期が早く、54歳が定年の歳でした。退職後の自分のやりたい事として、元々子どもが好きだったことや、人の役に立ちたい、これからの未来を担う人たちの手助けをしたいという思いから「子どもと関わる仕事」・「子育てをする保護者の方をサポートする環境づくり」をしたいと強く思い、保育士を目指しました。

 

【仕事と勉強の両立で苦労した部分や工夫した部分はどんな事ですか?】

私の場合は参考書と過去の問題集を使い勉強しました。電車で片道2時間の通勤が毎日のちょうどよい勉強時間でした。電車の中でひたすら参考書を読み、帰宅後は午後10時から12時までを勉強時間と決めて、過去の問題集をとにかく解いていました。仕事終わりでしんどい時は無理せず明日にまわすなど、コントロールすることが継続するコツだと思います。

実技試験は大苦戦しました。特に「造形表現」、課題の絵を制限時間の45分間で色塗りまで終わらせるのは本当に大変でした。絵は通勤時に練習ができず、とにかく実技試験の参考書を読み、時間がある時に一生懸命絵の練習をしました。最初は完成までに2時間もかかってしまいました(笑)

 

【就職活動で苦労した部分は?】

男性・未経験・50代の条件では就職の相談に行っても「狭き門ですよ。」と言われ、求人も見つかりませんでした。自衛隊の経験から他の仕事を紹介され、あきらめの気持ちが強くなっていたので、採用が決まった時は本当に驚きました。採用されてから着任までの1か月間、独学でピアノの猛練習をしてなんとか弾けるように頑張りました。

 

【先生になって嬉しかったエピソードは?】

先生になって最初の頃、自分が早番で帰る際、園児が「また来てね。」と言ってくれた時は受け入れてくれたと感じられて嬉しかったですね。今では子ども達が「まー先生!」と呼んでくれますが、まだまだ周りの先生方に助けられる毎日です。

先輩の先生方の子ども達へのサポートや声がけは本当にすごいなと感動します。自分も早く成長し、子ども達がずっと笑顔で1日を過ごせるように勉強の日々です。今は子ども達が楽しめる室内遊びを勉強中です。

 

  

 

  「毎日全力の“まー”先生」     「かわいらしい雰囲気の園舎」

 

 

 

+++あるあるエピソード+++

自分のクラスの子達の持ち物は

特徴や、においなどで大体

わかってしまう。

 

 

 

 

 

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