12月号聞いてみた!「通信教育で保育士資格を取得した保育士」

2023年12月28日

☆最後のコーナー「あるあるエピソード」もお楽しみに☆

聞いてみた!

「通信教育で保育士資格を取得した保育士」

 

子育ての経験を活かし、保育士資格を取得し活躍する方が増えています。
今月は、保育士資格を通信教育で取得し就職した「麻華こども園」(静岡市葵区)の矢島 綾(あや)先生にインタビューをしました。

 

【保育士資格を独学でとろうと思ったきっかけは?】

受付などの仕事をしていましたが、結婚して出産を機に退職しました。専業主婦として子どもと2人で家で過ごすことに幸せを感じる一方、漠然とした焦りや不安を抱く毎日でした。
そこで、再就職するなら何か資格を取りたいと思い、子育ての経験を活かせるのではないかと考え、保育士資格を取ろうと決め、学業と家庭を両立させるため通信教育を利用することにしました。

 

【どのように勉強しましたか?】

筆記試験対策は、自宅に届いたテキストで勉強しました。添削指導が受けられたり、アプリで苦手分野や最新の問題がスマホに随時配信され、効率的にできました。また、当時、下の子の妊娠中でつわりなどもあり大変でしたが、母が上の子の面倒を見てくれて集中して勉強できました。1回目の筆記試験では不合格となった科目がありましたが、休日に夫に子どもを預け、対策講座を受講したり、問題集を解いたりして、合格に向けてがんばりました。

 

【実技試験はどの分野を選択し、どんな対策をしましたか?】

実技試験は、「音楽」・「造形」・「言語」のうち、「音楽」と「言語」の分野を選択しました。
「音楽」は、ピアノを小学生の頃に習っていたので、当時を思い出しながら両手で弾けるようになるまで必死に練習しました。最初は、人前で歌いながら弾くことが恥ずかしかったのですが、YouTubeを活用したり、ピアノの対策講座を受けて、楽しく相手の心に届くような豊かな表現ができるようになりました。
「言語」は、素話で練習しても何が問題点なのか自分では分からず、素話の対策講座を受けて話す声の大きさやスピードなど、子どもがしっかり聞き取れるように工夫しました。講座仲間と励まし合いながら頑張って、一発で合格できました。
素話・・・絵本などを使わずに話すお話

 

【保育士資格を取り、実際に働いてみて嬉しかったことは何ですか?】

下の子も幼稚園に入りいざ働き始める前に、静岡市ファミリー・サポート・センターの「まかせて会員」となるため5日間の養成講座を受講し、再び勉強しました。
自分にあう職場をゆっくり探したいと、「しずおか保育士・保育所支援センター」に相談し、麻華こども園(静岡市葵区)で今年の4月から働き始めました。0歳児クラスを担当し、ハイハイからよちよち歩きを始めたりと成長を身近で感じられ、かわいさに癒される日々です。今では7歳と4歳となった自分の2人の子どもの子育ての経験を活かすことができ、人の役に立てる仕事に就けて充実した毎日です。

 

【これから保育士資格を目指す方へのアドバイスは?】

1人でどうにかしようと思わず、まわりを巻き込むことだと思います。人に言うことでなまけそうになる自分を律して、真剣に頑張ることができました。“助けて”と声をあげることで、助けてくれる人や励ましてくれる人がいました。保育士資格を取得したことで、やりがいのある仕事も手にできました。現在は、家庭も自分の時間も大事にしながら楽しく働いています。

 

麻華こども園では一緒に働く職員を募集中です。
麻華こども園HP  http://www.asaka-hoikuen.com/

 

【問い合わせ】しずおか保育士・保育所支援センター     TEL:054-271-2110

 

麻華こども園

麻華こども園

矢島先生

活躍する矢島綾先生

 

 

++あるあるエピソード++

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