♪5月号♪聞いてみた
2022年05月27日
☆最後の癒しコーナー「ほっこりエピソード」もお楽しみに☆
聞いてみた!「働きやすさの先にある景色」
今月は、静岡市葵区にある『足久保こども園』園長の長澤先生に働きやすい職場づくりへの勤務体制や取り組みについてお話を伺いました。
【働きやすい職場づくりのための工夫や取り組みを教えてください】
現在園では33名の職員が勤務していますが、職員の働きたい時間帯や日数に合わせて勤務シフトを組んでいます。それぞれの希望に応えることができる理由はクラス担任を持たず、園全体のサポートをするフリーの保育補助の配置人数が多いからです。状況に合わせて臨機応変に対応することができるため、急な休みでも困ることなく自由に勤務シフトを組むことが可能になりました。
また、事務作業のICT化や行事の見直しを行い、業務量を減らしてきました。さらに今までは子どもたちが「一斉に同じ活動に取り組む保育」を行っていましたが、子どもが自由に遊ぶための環境構成を行い十分に遊ぶ時間を増やしました。そうすることで、子どもは主体的に行動することが増え、気持ちが安定し、保育士は無駄な指示や注意をする必要もなくなりました。行事と「一斉に同じ活動に取り組む保育」を減らすことで、結果的に時間や準備等に追われることが減って職員に心のゆとりができたことも働きやすさにつながっていると感じます。
年度末には職員1人ひとりと面談し、個人のライフスタイルに合った働き方ができるよう勤務シフトを見直しています。
【取り組みによる職員の変化や反応は】
フリーの保育補助を多く配置したことで職員同士が助け合う風土が生まれ、時間や心のゆとりができました。皆が楽しそうに働いているなと感じます。今までは毎年季節ごとの行事を1年の流れの中で行っていましたが、今では、それぞれの先生達が自主的にアイデアを出し行動するようになりました。
今月は「子どもの日集会」があったのですが、今までならホールに園児が集まり、子どもの日について学んだり、こいのぼりの歌を歌っていましたが、今年は外に出て金太郎とクマに扮した職員がこどもの日にまつわるクイズをしたり、鯉の口に見立てた籠に玉入れゲームをしたり、とても楽しそうでした。職員の業務負担、気持ちの負担を減らす環境づくりは、とても重要だと実感しています。
【今後実現したいことがあれば教えてください】
子どもたちが園庭で好きな遊びを十分に行えるよう、自然を増やし環境整備を充実していきたいと考えています。また、これからは地域の小・中学校と連携し、地域全体で子どもたちを育てていけるよう環境づくりもしていきたいです。今年の4月に足久保小学校が園の近くに移動されたので、園児達と見学に行きたいと思っています。
足久保こども園では一緒に働く職員を募集中しています。園の見学も可能ですのでお問い合わせください♪
【問い合わせ:TEL054-296-1025】
「職員に寄り添う長澤先生」 「自然に囲まれた気持ちの良い園舎」
++今月のほっこりエピソード++
バケツに砂を入れて摘んだお花を植えた後
「お花畑できたよ~」と見せてくれた。